『内田樹の研究室』11/24記事に、共感するところが多い。
一つの社会集団(共同体)が存続するためには、
司法?医療?教育という3つの原理的システムが、
明文不文に関わらず不可欠であり、それがきちんと機能してこそ、
成員たちを守ることができ、生活資源をフェアに分配することができる。
――という。
そして、そのシステムには、政治やビジネスを関与させてはいけない。
つまり、誰かの“私利私欲”を混入させてはならない領域が、
人類の営みの中には、
探索四十 呃人確かに在るのだ。
原発事故に、絶望的気持ちにさせられる理由は、
まさにその領域が、政治とビジネスに侵されているのを、
見せられながら、歯噛みするばかりで手をこまねいているからだ。
タイトルは、一身を投げ打って公害と戦った義人、
田中正造の言葉であるが、
真の文明とは、まさしく“私利私欲との戦い”ではないか、
と私は思う。
明らかな陰謀を図る悪者が、居るわけではなく、
戦犯に怒りのエネルギーをぶつけて、
処刑して済ますべき話ではないのだ。
誰かに責任を押し付けようとするから、
益生菌抗過敏みんなが逃げる。
そうではなく、理性と英知を寄せ合って、
「何が問題なのか」
を、私たちは真剣に冷静に、話し合うべきではないだろうか。
『内田樹の研究室』11/24記事は、長い文章であるが、
中盤?終盤にも共感する。
閉鎖的環境での競争は、百害あって一利なし。
他者の足を引っ張って、自己の優位を得ようとする心の卑しさを、
私たちは克服すべきではなかろうか。